「世界遺産検定」姫路城編 2級レベル

こんにちは。みやです。

世界遺産検定2級を受けたので、覚えていたほうががいいところをまとめたいと思います。

日本の世界遺産は細かいところもでるので、登録基準や登録年も覚えたほうがいいと思います。

 

 

 

姫路城

兵庫県姫路市にある姫路城は、現存する日本の木造城郭建築の最高傑作とされています。

城郭としての起源は1333年に赤松則村が築いた砦であると伝えられています。16世紀末、羽柴秀吉はこの城を毛利氏攻略の拠点に定め、新たに3層の天守閣を建築しました。

関ヶ原の戦いののち、城主となった池田輝政は姫路城の象徴である外観5層の大天守を中心とする天守群を築きました。本多忠政の時代には長男の忠刻とその妻千姫が住居としました。(千姫は江戸幕府2代将軍、徳川秀忠の娘)

 

姫路城は、白漆喰の総塗籠の外壁が魅せる優美な姿から「白鷺城」とも呼ばれています。また、実用的で堅牢な城でもあり、螺旋状に構築された複雑で巧妙な縄張りなどによって高い防御力を兼ね備えています。

 

1615年の一国一城令、明治維新に際しての廃城令、第二次世界大戦の戦火を免れ江戸時代初頭の姿がそのまま残っています。

1956年から8年間に及んだ「昭和の大修理」では、天守閣の解体修理が行われ美しい姿を残しています。

2009~2015年にかけて大天守の屋根瓦や漆喰壁の保存修理事業が行われ、修復を行いながら真正性を保つという保存の取り組みも評価されました。

 

真正性

真正性とは修復の際には建築当時の工法や素材を尊重すべきとするという概念です。

真正性は1946年にヴェネツィアで開催された「歴史的記念建造物に関する建築家・技術者国際会議」で、アテネ憲章を批判的に継承したヴェネツィア憲章のなかで示されました。

 

例題

姫路城の象徴である5層の大天守を築いた人物は誰か?

1、赤松則村

2、羽柴秀吉

3、池田輝政

4、本多忠刻

 

 

 

                            答え3

1の赤松則村は姫路城の起源となった砦を築きました。

2の羽柴秀吉は3層の天守閣を建設しました。

4の本多忠刻は本多忠政の長男で姫路城を住居としました。

 

 

姫路城が評価された「真正性」の概念が示されたものは何か?

1、世界遺産条約

2、アテネ憲章

3、ハーグ条約

4、ヴェネツィア憲章

 

 

 

                          答え4

1の世界遺産条約は1972年に採択された文化遺産と自然遺産をひとつの条約の下で保護している条約です。

2のアテネ憲章は1931年に採択された記念物や建造物などの保存や修復に関する基本的な考え方を示したものです。

3のハーグ条約は1954年に採択された国際紛争や内戦、民族紛争などの非常時において文化財を守るための基本的な方針を定めた条約です。

 

 

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