「世界遺産検定」原爆ドーム編 2級レベル
こんにちは。みやです。
世界遺産検定2級を受けたので押さえておいたほうがいいところをまとめたいと思います。
日本の世界遺産は細かいところまででるので、登録年や登録基準も覚えたほうがいいと思います。
原爆ドーム
原爆ドームは1996年に世界遺産登録、登録基準ⅵの人類初の原子爆弾投下がもたらした惨禍を後世に伝える「負の遺産」です。
1915年にチェコの建築家ヤン・レツルの設計によって建てられ、第二次世界大戦時には広島県産業奨励館と呼ばれていました。
1945年8月6日、アメリカの爆撃機エノラ・ゲイが投下した原子爆弾リトルボーイが炸裂しました。産業奨励館は大部分が崩落しましたが、衝撃波を真上から受けたためドーム部分の鉄筋の骨組みと壁の一部が残されました。
原子爆弾の投下から2年後、広島市長の浜井信三は平和祭で、「この恐るべき兵器は恒久平和の必然性と真実性を確認せしめる『思想革命』を招来せしめた。すなわちこれによって原子力をもって争う世界戦争は人類の破滅と文明の終末を意味するという真実を世界の人々に明白に認識せしめたからである。これこそ絶対平和の創造であり、新しい人生と世界の誕生を物語るものでなくてはならない。」という平和宣言を行いました。
原爆ドームは、核兵器廃絶と世界恒久平和という「ヒロシマの願い」を発信しつづける世界的なモニュメントとなりました。
負の遺産
戦争や紛争、人種差別や奴隷貿易など、人類が歴史上で犯してきた過ちを記憶にとどめ繰り返さないように教訓とするための遺産は負の遺産と呼ばれています。
世界遺産条約で定義されていないが、世界遺産条約の理念の中では重要です。
負の遺産は登録基準ⅵのみで登録されていることがあるのも特徴です。
登録基準ⅵ:顕著な普遍的価値をもつ出来事もしくは生きた伝説、または思想、信仰、芸術的・文学的所産と、直接または実質的関連のあるもの。(この基準は、ほかの基準と合わせて用いられることが望ましい)
例題
原爆ドームを設計した建築家は誰か?
1、ヤン・レツル
2、オスカー・ニーマイヤー
3、ヨーン・ウッツォン
4、ル・コルビュジエ
答え1
2のオスカー・ニーマイヤーはブラジリアの都市計画の中核を担いました。
3のヨーン・ウッツォンはシドニーのオペラハウスを設計しました。
4のル・コルビュジエはスイス出身の建築家で「ル・コルビュジエの建築作品」が世界遺産に登録されています。
広島市長の浜井信三が平和祭の平和宣言で()に入る言葉は何か?
すなわちこれによって原子力をもって争う世界戦争は人類の破滅と( )を意味するという真実を世界の人々に明白に認識せしめたからである。
1、文化の消滅
2、文明の終末
3、歴史の終末
4、平和の消滅
答え2
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