「世界遺産検定」キリスト教(カトリック/プロテスタント)編 2級レベル
こんにちは。みやです。
世界遺産検定2級の覚えたほうがいいところを書いていきたいと思います。
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ
- サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地:カミノ・フランセスとスペイン北部の道
- フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地
- ヴァティカン市国
- イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼地
- ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』
- モン・サン・ミシェルとその湾
- ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会
- 例題
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教の十二使徒のひとり、聖ヤコブゆかりの地で、ヴァティカンやエルサレムと並ぶキリスト教3大巡礼地のひとつにも数えされています。
旧市街には聖ヤコブの大聖堂をはじめとする多くの聖堂や現在はパラドールとなっている旧王立施療院などが残っています。
9世紀初頭、この地で聖ヤコブの遺骸が発見されたと伝えられ、アストゥリアス王国のアルフォンソ2世は、聖ヤコブを祀るための聖堂を建設しました。
10世紀末にイスラム勢力に支配され、聖堂も破壊されたが、レコンキスタによって街が奪還されると、11世紀後半にはキリスト教の聖地として再興され、巡礼者が増えました。
聖ヤコブを祀る現在の大聖堂は、レコンキスタ後に建設が始められ、主要部分は1128年に完成し、1211年に献堂されました。
巡礼者を最初に迎え入れる大聖堂の正面門は、ロマネスク様式の傑作で「栄光の門」と呼ばれています。
15世紀のクーポラや16世紀の修道院、17世紀に完成したチュリゲラ様式の主祭壇などが増築されました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地:カミノ・フランセスとスペイン北部の道
世界遺産の中でも珍しい「道の遺産」で、聖ヤコブへの信仰が11世紀頃にヨーロッパ中に広がると、この道を通じて文化交流が行われ、ロマネスク様式が広がる手助けにもなりました。
巡礼は12世紀に最盛期を迎え、民間人だけでなく王侯貴族も行いました。
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラに通じる4本の道は、スペイン側の巡礼地とは別で登録されています。
4本の道ともともに沿道に立つトゥールのサン・ガティアン大聖堂やトゥールーズのサン・セルナン教会などの聖堂や修道院も含まれています。
ヴァティカン市国
世界最小の独立国ヴァティカン市国は、ローマ教皇庁が置かれるカトリック教会の聖地です。
イエス・キリストの最初の弟子ペトロの墓所に立つサン・ピエトロ大聖堂は、宗教建築としては世界最大級の大きさを誇ります。
15世紀に始まった大規模な改築工事をミケランジェロが引き継ぎ1626年に完成しました。
システィーナ礼拝堂にはミケランジェロによる「最後の審判」のフレスコ画が見られます。
イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼地
イエスが生まれたとされる場所に建てられた聖誕教会には、ローマ・カトリックやギリシャ正教、フランシスコ会やアルメニア教会の女子修道院や教会なども含まれ、鐘楼や庭園、巡礼地なども登録されました。
漏水による建物破損などのため緊急な保護が必要であるとの判断から、正規の登録手順をふまえない「緊急的登録推薦」で登録されており、登録と同時に世界遺産リストに記載されました。
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』
15世紀半ばに建造されたドミニコ会の修道院で、修道院の食堂壁面には、レオナルド・ダ・ヴィンチ唯一の壁画作品である『最後の晩餐』が残されています。
第二次世界大戦で修道院の一部が破壊された影響で、『最後の晩餐』も損傷をうけましたが修復されています。
モン・サン・ミシェルとその湾
フランス北西部のモン・サン・ミシェル湾に浮かぶモン・サン・ミシェルは「聖ミカエルの山」とあがめられる修道院の島です。
ベネディクト会の修道院が創建された10世紀以降、数世紀にわたる増改築が繰り返され、中世の多様な建築様式が混在した現在の姿になりました。
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会
カトリック教徒のハプスブルク家の支配下にあったヤヴォルとシフィドニツァは三十年戦争後も例外的にプロテスタントの境界の建築が許されました。
砦として使われることのないように、石造ではなく木と土の伝統的技法によって建造されました。
例題
『最後の晩餐』が残されている場所はどこか?
1、ヴァティカン市国
2、アーヘンの大聖堂
3、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院
4、リラの修道院
答え3
1のヴァティカン市国は、ミケランジェロの『最後の審判』のフレスコ画がある。
2のアーヘンの大聖堂は、最初の世界遺産として1978年に登録された。
4のリラの修道院は、ブルガリア正教の総本山。
世界遺産検定2級の公式テキストを参考にしています。
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