「世界遺産検定」海洋生態系
こんにちは。みやです。
世界遺産検定を受けようと思うので、勉強のついでにまとめたいと思います。
シャーク湾
登録年1991年 登録基準ⅶ、ⅷ、ⅸ、ⅹ
オーストラリア西岸の陸地と2万2000㎢にわたる海域が登録範囲となっている「シャーク湾」は、美しい景観が広がる自然保護区です。
この自然保護区は世界有数のジュゴンの生息地として、ジンベイザメや絶滅の危機にあるザトウクジラなどが生息しています。
ほかにもミサゴやアジサシなどの鳥類230種、マンタなどの魚類323種が生息しています。
このあたりには低木類やアカシアの群生も見られます。世界最大の海藻藻場としても知られ、世界各地で化石が発見されているストロマトライトが現生します。
ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区
登録年1996年 登録基準ⅶ、ⅸ、ⅹ
カリブ海に広がるベリーズ・バリア・リーフは、北半球最大のサンゴ礁であり、多様な形態のサンゴが見られます。
「海の怪物の寝床」と呼ばれるブルー・ホールが存在しアメリカマナティやウミガメ、アメリカワニなども生息しています。
グレート・バリア・リーフ
登録年1981年 登録基準ⅶ、ⅷ、ⅸ、ⅹ
オーストラリア北東に位置する、400種ものサンゴが生息する全長2000㎞にも及ぶ世界最大なサンゴ礁です。
サンゴはポリプと呼ばれる構造をもつ生物で、分裂しながら大きな群体へと成長してサンゴ礁を形成します。
このサンゴ礁がつくる複雑な海底地形は、海洋生物にとって格好の生息地となっており1400種の魚類、4000種の軟体動物が見られます。
現在、気候変動や港湾開発などへの対策が求められています。
アルダブラ環礁
登録年1982年 登録基準ⅶ、ⅸ、ⅹ
アフリカ大陸の沖合640㎞にある「アルダブラ環礁」は、サンゴ礁が隆起してできた大小4つの島からなり、絶海の孤島に生息する独特の動植物が見られます。
世界最大のリクガメであるアルダブラゾウガメが10万頭生息するほか、善津滅危惧種であるタイマイなどさまざまな動物が確認されています。
珍しい植物も多く、ダーウィンが当時の政府に保護を進言したことでも知られています。
エル・ビスカイノ鯨保護区
登録年1993年 登録基準ⅹ
メキシコ北西部、バハ・カリフォルニア半島の中央に位置する太平洋海岸の海域と内陸の砂漠や高原地帯からなる広大な野生動物保護区です。
オホ・デ・リエブレとサン・イグナシオのふたつの潟は、世界最大のコククジラの繁殖地です。
周辺海域にはカリフォルニアアシカやシロナガスクジラなども訪れます。
ココス島国立公園
登録年1997年/2002年範囲拡大 登録基準ⅸ、ⅹ
中米コスタリカの南西550㎞、太平洋上に位置する「ココス島国立公園」は、ココス島とその周辺の海域からなります。
絶海の孤島であるココス島は、北赤道半流の影響もあり、豊富な雨に恵まれた熱帯雨林に覆われています。
豊かな海洋生態系を誇り、シュモクザメやマンタなどの多様な魚類がみられるため、世界中のダイバーにとって憧れの地になっているが入島は厳しく制限されています。
マルペロ動植物保護区
登録年2006年 登録基準ⅶ、ⅸ
コロンビアの沖合約500㎞の太平洋上に浮かぶマルペロ島とその周辺海域は、巨大な禁漁区となっており、魚類や甲殻類などの海洋生物の楽園です。
この海域では、多くの海流と海底火山の影響によって複雑な生態系が生まれ、特にシュモクザメやシロワニなどサメ類の宝庫となっています。
陸地でも、4万羽以上というナスカカツオドリの大規模な群れが見られるなど豊かな生態系が残っています。