「世界遺産検定」絶滅危惧種編
こんにちは。みやです。
世界遺産検定を受けようと思うので、勉強のついでにまとめようと思います。
ヴィルンガ国立公園
登録年1979年/1994年危機遺産登録 登録基準ⅶ、ⅷ、ⅹ
コンゴ民主共和国の北東部、赤道直下の熱帯雨林に広がる「ヴィルンガ国立公園」は、コンゴ民主共和国最古の国立公園です。
この公園は、マウンテンゴリラの保護を目的として1925年に設立されました。
世界でも貴重な、親を失ったゴリラの保護施設を備えており、ゴリラ保護における中心的な役割を果たしています。
また、公園の中央に位置するエドワード湖の湖畔には、かつて2万頭ものカバが生息していました。
これら稀少な野生動物の生息地として守られてきたヴィルンガ国立公園だったが、近年では隣国のルワンダ内戦で発生した大量の難民の流出により環境が悪化したことに加え、横行する密猟によって多くのゴリラやカバが殺害され個体数が減少し生態系に進行なダメージが及んでいます。
そのためヴィルンガ国立公園は、1994年に危機遺産リストに記載され、近年、油田開発による環境破壊などが懸念されています。
コモド国立公園
登録年1991年 登録基準ⅶ、ⅹ
インドネシア共和国の南東部にある「コモド国立公園」は、コモド島やフロレス島といった小スンダ列島の島々からなります。
コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)の生息地です。皮を目的に乱獲されたことで生息数が激減してしまい、現在は絶滅危惧種に指定されています。
またコモド国立公園は海洋生物の保護区でもあり、白砂のビーチ周辺の海では美しいサンゴ礁を見ることができます。
四川省のジャイアントパンダ保護区群
登録年2006年 登録基準ⅹ
中国四川省の7つの自然保護区と9つの風景保存区がジャイアントパンダ保護区群として自然遺産に登録されています。
中国の「国宝」ともされるジャイアントパンダだが、森林伐採や密猟の影響で野生パンダの頭数が大幅に減少し、現在はIUCNのレッドリストに絶滅危惧種(危急種)として記載されています。
この保護区には全頭数の30%にあたる約500頭のジャイアントパンダのほか、レッサーパンダ、ユキヒョウ、ウンピョウなどの絶滅危惧種が生息しています。
ソコトラ諸島
登録年2008年 登録基準ⅹ
インド洋の北西部、アラビア半島と「アフリカの角」の中間に浮かぶ「ソコトラ諸島」は、4つの島とふたつの岩の小島からなります。
狭い海岸平野や石灰岩の高原、山脈など変化に富んだ地形には特異な景観が広がっています。
ソコトラ固有の樹木リュウケツジュ(竜血樹)は、樹脂が赤く、薬品や染料として古来より重宝されました。
近年は島の乾燥化が進み、固有種の半数が絶滅の危機にあるとされています。
リオ・プラタノ生物圏保存地域
登録年1982年/2011年危機遺産登録 登録基準ⅶ、ⅷ、ⅸ、ⅹ
ホンジュラスのプラタノ川流域の密林地帯にある「リオ・プラタノ生物圏保存地域」には、コンゴウインコやベアードバクなどの絶滅危惧種のほか、約380種もの鳥類が生息します。
沿岸地帯に広がる湿地帯にはマングローブやココヤシが繁茂しており、河口付近には絶滅危惧種になっているアメリカマナティが生息しています。
熱帯雨林の伐採や密猟により1996年に危機遺産に登録され、2007年に脱したが治安の悪化などを理由に2011年から再びリスト入りしています。