「世界遺産検定」絶滅危惧種編 2級レベル
こんにちは。みやです。
世界遺産検定2級を受けたので覚えたほうがいいところをまとめたいと思います。
絶滅危惧種が問題ででる遺産は、絶滅危惧種の名前と遺産名を関連させることが大事だと思います。
ヴィルンガ国立公園
コンゴ民主共和国の「ヴィルンガ国立公園」は、コンゴ民主共和国最古の国立公園です。
この公園は、マウンテンゴリラの保護を目的として1925年に設立されました。
世界でも貴重な、親を失ったゴリラの保護施設を備えており、ゴリラ保護における中心的な役割を果たしています。
稀少な野生動物の生息地として守られてきましたが、近年ではルワンダ内戦で発生した大量の難民の流入により環境が悪化しました。
さらに、密猟によって多くのゴリラやカバが殺害され個体数が減少し生態系に深刻なダメージが及んでいます。
そのため、1994年に危機遺産リストに登録されました。
コモド国立公園
インドネシア共和国にある「コモド国立公園」は、コモド島やフロレス島といった小スンダ列島の島々からなります。
世界最大のトカゲといわれているコモドオオトカゲの生息地です。
皮を目的に乱獲されたことで生息数が激減してしまい、現在は絶滅危惧種に指定されています。
四川省のジャイアントパンダ保護区群
中国四川省の7つの自然保護区と9つの風景保存区がジャイアントパンダ保護区群として自然遺産に登録されています。
中国の「国宝」ともされるジャイアントパンダですが、森林伐採や密猟の影響で野生パンダの頭数が大幅に減少し、絶滅危惧種として登録されています。
この保護区には、全頭数の約30%にあたる約500頭のジャイアントパンダのほか、レッサーパンダ、ユキヒョウ、ウンピョウなどの絶滅機種が生息しています。
植生も豊かで1000属以上5000~6000種の植物も見られます。
ソコトラ諸島
インド洋の北西部、アラビア半島と「アフリカの角」の中間に浮かぶ「ソコトラ諸島」は、4つの島とふたつの岩の小島からなっています。
ソコトラ固有の樹木リュウケツジュ(竜血樹)は、樹脂が赤く、薬品や染料として古来より重宝されてきました。
近年は島の乾燥化が進み、固有種の半数が絶滅の危機にあるとされています。
リオ・プラタノ生物圏保存地域
ホンジュラスのプラタノ川流域の密林地帯にある「リオ・プラタノ生物圏保存地域」には、コンゴウインコやベアードバグなどの絶滅危惧種のほか、約380種もの鳥類が生息します。
沿岸地帯に広がる湿地地帯にはマングローブやココヤシが繁茂している。
河口付近には絶滅危惧種になっているアメリカマナティが生息しています。
熱帯雨林の伐採や密猟により1996年に危機遺産に登録され、2007年に脱したが、治安の悪化などを理由に2011年から再びリスト入りしています。
例題
次の説明文に当てはまる世界遺産を選べ。
-コンゴ民主共和国最古の国立公園である。
-親を失ったゴリラの保護施設を備えている。
-ルワンダ内戦で発生した移民の流入などにより生態系に影響がでている。
1、エヴァーグレーズ国立公園
2、ヴィルンガ国立公園
3、ロス・グラシアレス国立公園
4、ヨセミテ国立公園
答え2
1のエヴァーグレーズ国立公園は全米最大の湿原地帯からなる自然遺産です。
3のロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチンにあるウプサラ氷河があることで知られている遺産です。
4のヨセミテ国立公園は、アメリカにある氷河地形が特徴的な遺産です。
世界遺産検定2級の公式テキストを参考にしました。
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