「世界遺産検定」火山編

こんにちは。みやです。

世界遺産検定を受けようと思っているので、勉強のついでにまとめたいと思います。

 

ハワイ火山国立公園

ハワイ唯一の世界遺産、ハワイ火山国立公園の見どころを紹介 ...

登録年1987年    登録基準ⅷ

ハワイ島南東部の「ハワイ火山国立公園」は、マウナ・ロア山キラウエア山のふたつの火山を擁する自然遺産です。

世界でも有数の火山帯であるこの地域には、内部が空洞になった溶岩トンネル、サーストン・ラーヴァ・チューブをはじめ、火山特有の景観が広がっています。

標高4170mのマウナ・ロア山は、体積が世界最大級の活火山です。以前は年1回の頻度で噴火を繰り返していたが、1984年の噴火を最後に小康がつづいています。

標高1250mのキラウエア山は、世界でも最も活発な活火山として知られ、先住民からは気まぐれな火の女神ペレが住む神聖な場所として親しまれてきました。

ハワイの火山は溶岩の粘性が低く、小さな爆発を繰り返すのが特徴です。そのため噴火予想は比較的容易で付近では研究・調査が活発に行われています。

 

エオーリエ諸島

せかけんクイズ No.188 – 世界遺産検定

登録年2000年    登録基準ⅷ

イタリア南部、ティレニア海にあるヴルカーノ島ストロンボリ島など7つの島と5つの小島からなる火山島群が登録されています。

エオーリエ諸島の火山が活動をはじめたのは100万年前とされ、現在も活発な火山活動が続き、一部の火山ではたびたび小規模な噴火が起きています。

コレラの島は18世紀から火山学者の研究対象となり、単発で大規模な噴火を起こすヴルカーノ島と周期的にマグマを吹き出すストロンボリ島の名前はそれぞれ「ヴルカーノ式」「ストロンボリ式」として、噴火の種類をあらわす専門用語として定着しています。

 

スルツェイ火山島

スルツェイ|アイスランド|世界遺産オンラインガイド

登録年2008年    登録基準ⅸ

アイスランド本島の南岸から3㎞の会場に位置する「スルツェイ火山島」は、1963年と1967年に起こった海底噴火で突如誕生した島で、北欧神話に登場する火の神スルトにちなみ名付けられました。

誕生以来、研究者以外の上陸が禁じられ、新たに島が形成されていく過程は地球の歴史解明のため詳細に記録されました。

動植物が外から漂流し、徐々に定着していく様子も観察され、生物学的進化の過程がわかる「自然の研究所」となっています。

 

カムチャッカ火山群

カムチャッカ火山群|ロシア 世界遺産|阪急交通社

登録年1996年/2001年範囲拡大   登録基準ⅶ、ⅷ、ⅸ、ⅹ

ロシアの最北東端カムチャッカ半島には、300以上の火山が存在します。

玄武岩マグマを繰り返し強く噴き上げるストロンボリ式や割れ目から溶岩が流出するハワイ式など6つの火山が世界遺産登録されています。

活火山でありながら、3000mを超える山には氷河や氷帽も観察できる独特の気候条件のもと、ヘラジカ、ヒグマ、カラマツ、モミなどの動植物も見られます。

ユーラシア大陸から孤立しているため人の手による環境破壊の心配が少なく、現在も独自の生態系が守られています。

 

済州火山島と溶岩洞窟群

済州火山島と溶岩洞窟群|韓国|世界遺産オンラインガイド

登録年2007年/2018年範囲変更   登録基準ⅶ、ⅷ

済州島は漢拏山の噴火によってできた島で、火山活動によってつくられた景観美が翌朝の漢拏山自然保護区と城山日出峰、拒文岳溶岩洞窟群という3つの地域が世界遺産登録されています。

漢拏山自然保護区は、韓国の最高峰、標高1950mの漢拏山を中心とした地域です。

城山日出峰は海底噴火で生まれた地形で、海面に盛り上がった要塞のような景観をもちます。

拒文岳溶岩洞窟群は約30万~10万年前の噴火で生まれ、世界で最も長く複雑な溶岩洞窟といわれています。