「世界遺産検定」アメリカ大陸の文明編

こんにちは。みやです。

世界遺産検定を受けようと思っているので勉強するついでにまとめたいと思います。

 

テオティワカンの古代都市

テオティワカン|メキシコ 世界遺産|阪急交通社

登録年1987年   登録基準ⅰ、ⅱ、ⅲ、ⅳ、ⅵ

メキシコ中部のアナワク高原に位置する「テオティワカンの古代都市」は、アメリカ大陸最大規模の都市遺跡です。

この地域では、紀元前200年前後から周辺の小集落が統合されはじめ、4~7世紀頃には人口15万人を超える大都市が形成されていたと考えられています。

テオティワカンには、ラ・シウダデラ(城塞)と呼ばれる儀式城跡のほぼ中央に位置するケツァルコアトルの神殿をはじめ、タル―・タブレロ式でつくられた600基のピラミッドや宮殿が整然と立ち並んでいたとされます。

なかでも太陽のピラミッドは、底辺の幅が225m、高さ63mに達する最大の建築物です。夏至の日には、このピラミッドの真向かいに太陽が沈むよう設計されていることから極めて高度な天文知識をもつ民族によって築かれたと考える研究者もいます。

遺跡の発掘調査は1884年から行われているが、広大な都市部のほとんどは現在も地中に埋まっている状態で全体の10分の1程度しか発掘されていません。

 

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地

ティワナク | 世界の歴史まっぷ

登録年2000年   登録基準ⅲ、ⅳ

ボリビアの西部高地に位置する「ティワナク」は、インカ帝国以前の建造物が残る都市遺跡です。

アカパナと呼ばれる高さ18mのピラミッドや一枚岩でつくられた太陽の門など、高度な石加工技術を有する民族だったと考えられています。

 

ポヴァティ・ポイントの記念碑的土塁群

ポヴァティ・ポイントの記念碑的土塁群|アメリカ|世界遺産オンライン ...

登録年2014年   登録基準ⅲ

ルイジアナ州北部ミシシッピ川下流域には、紀元前1700年から前700年に狩猟採集民族が住居や儀式の場として使用していた遺跡が残っています。

遺跡は5つの土塁(マウンド)と中央の広場から同心円状に配置される6つの扇形の隆起で構成されています。遺跡の西側に位置するマウンドAは北米最大規模の土塁です。

 

マチュ・ピチュ

マチュピチュ|ペルー 世界遺産|阪急交通社

登録年1983年   登録基準ⅰ、ⅲ、ⅶ、ⅸ

ペルー南部のアンデス山脈にある「マチュ・ピチュ」は、標高2400mの尾根に15世紀半ばに築かれたインカ帝国時代の都市遺跡です。

マチュ・ピチュは計画的な都市設計が見られる他、灌漑施設が整えられ棚田では農業が行われていました。

一枚岩のインティワタナは太陽神への宗教儀式に用いられたと考えられています。

 

ティカル国立公園

自然と動物と共生する世界遺産ティカル国立公園の神秘と魅力 ...

登録年1979年   登録基準ⅰ、ⅲ、ⅳ、ⅸ、ⅹ

グアテマラ北部の「ティカル国立公園」は、マヤ文明最大の神殿都市遺跡です。

中心部は増改築が繰り返され、アクロポリスやピラミッド神殿群など高い石造技術を誇る建造物が残っています。また、周囲にはマヤ文字やレリーフが刻まれた石碑や祭壇も配置されています。

中央アクロポリスでは、4つの神殿が確認されており、1号神殿ではア・カカウ王の墓や埋葬品が発見されました。

 

コパンのマヤ遺跡

コパンのマヤ遺跡|ホンジュラス|世界遺産オンラインガイド

登録年1980年   登録基準ⅳ、ⅵ

ホンジュラスの西端、コパン川流域の盆地にある「コパンのマヤ遺跡」は、5~9世紀に栄えたコパン王朝の都市遺跡です。

この一帯は黒曜石や翡翠の産地でコパンはその交易によって繁栄し、第13代ワシャクラフン・ウバーフ・カウィル王(18ウサギ王)が大きく発展させました。

コパンの遺跡からは4500を超える遺構が発見されているが、他のマヤ文明と比べて石碑などに刻まれたマヤ文字の量が多く見られます。

また、「祭壇Q」と名付けられた祭壇には歴代の王の肖像が刻まれています。

 

パレンケの古代都市と国立公園

密林の中にある巨大遺跡!世界遺産「古代都市パレンケと国立公園 ...

登録年1987年   登録基準ⅰ、ⅱ、ⅲ、ⅳ

メキシコ南部東部の盆地に残るパレンケの遺跡はマヤ文明の都市遺跡です。

パレンケには約500ほどの建築物が残っているが、なかでも有名なのが「碑文の神殿」と呼ばれるピラミッドです。

1949年に発見されたこの神殿では、パレンケ王家の歴史が記されたマヤ文字の碑文やパカル王の墓が見つかっています。

 

聖都カラル・スぺ

カラル遺跡 - Wikipedia

登録年2009年   登録基準ⅱ、ⅲ、ⅳ

スぺ川の谷に位置するカラル・スぺは、アメリカ大陸で最も古いとされる文明の遺跡です。紀元前3000年頃から前1800年頃までに築かれた石碑や円形広場など社会生活の存在を示す遺構が残っています。

18の都市遺跡のひとつカラルは、6つの巨大ピラミッドを含む複合建築物です。

この地で発見されたキープ(アンデス地方特有の組み紐)からカラルの発展とその文明の複雑さが明らかになりました。

ピラミッドや指導者の住居を含む都市計画や建造物の配置からも強力な宗教指導者がいた文明だったことがわかります。