「世界遺産検定」東南アジアと南アジア編

こんにちは。みやです。

世界遺産検定を受けようと思っているので勉強のついでにまとめようと思います。

 

カトマンズの谷

せかけんクイズ No.149 – 世界遺産検定

登録年1979年/2006年   登録基準ⅲ、ⅳ、ⅵ

ネパール中央部の「カトマンズの谷」には、直径20㎞強の範囲内に数多くの歴史的建造物が密集しており「人より多くの神々が住む街」と称されています・

14世紀、マッラ朝が支配したこの地ではヒンドゥー教と仏教の融合が進み、インドとチベットをつなぐ中継都市として発展しました。

15世紀後半にマッラ朝はカトマンズ、パタン、バドガオンという3王国に分裂し、18世紀にグルカ王国により3王国が滅ぼされた。

かつて3王国があった地は、現在、それぞれ異なる特徴をもった古都として残っています。

カトマンズのバルダール広場には、タレジュ寺院やシヴァ・パールヴァティ寺院など多くの寺院が立ち並び、パタンには工芸が盛んなことから「ラリトプル(美の都)」の別名がつけられています。

また、「信者の街」を意味するバドガオンは、「55の窓」と呼ばれる木彫りの窓が並ぶ特徴的な宮殿があることで広く知られています。

 

シーギリヤの古代都市

せかけんクイズ No.137 – 世界遺産検定

登録年1982年   登録基準ⅱ、ⅲ、ⅳ

スリランカ中部の「獅子の山」を意味する岩山、シーギリヤ・ロックの頂上には5世紀に築かれた城塞跡が残されています。

これを築いたシンハラ王国カッサパ1世は、弟のモッガッラーナを追放し、王である父ダ―トゥセナを殺害して王位につきました。

高さ約200mの岩山の頂上部には、宮殿や庭園、貯水池を備えた空中都市が築かれたが、今は城門の獅子の足先だけが残っています。

岩山の西壁のくぼみには、天女たちの姿を色彩豊かに描いた有名なフレスコ画「シーギリヤ・レディー」や岩肌にはかつての参拝客たちの「落書き」もあります。

これらはカッサパ1世の盛衰を表現した詩のようなものでスリランカ最古の文学作品といわれています。

また、このふもとの市街地跡には人口池を左右対称に配した「水の庭園」などの古代庭園跡も残り、当時の優れた造園技術をしのばせています。

 

ラホール城とシャーラマール庭園

ラホールの城塞とシャーラマール庭園|パキスタン|世界遺産オンライン ...

登録年1981年   登録基準ⅰ、ⅱ、ⅲ

パキスタン北東部のラホール城は、インドのアーグラ城と同じく、ムガル帝国3代アクバル帝が建設に着手した城塞です。

5代シャー・ジャハーン帝は、赤砂岩の宮殿を白大理石に変更し40本の円柱がある「40本柱の間(ディーワーニー・アーム)」や白大理石をふんだんに用いた「真珠のモスク(モティ・マスジド)などを建造しました。

また、妃であるムムターズ・マハルのために私室「シーシュ・マハル」をつくり、贅を極めた鏡のモザイクで埋め尽くしました。

シャー・ジャハーン帝はこの妃を深く愛し、戦地に赴く際も同行させたが、ムムターズ・マハルは戦地での出産がもとで命を落とし、その死を深く悼んだシャー・ジャハーン帝はのちにアーグラに霊廟として「タージ・マハル」を建てました。

1673年には、6代アウラングゼーブ帝が「金曜のモスク(バードシャーヒ・モスク)」を建造し、このモスクは6万人を収容する大規模なもので場外には赤砂岩でつくられた壁と白大理石製のドームが配されました。

一方のシャーラマール庭園は、シャー・ジャハーン帝の時代にラホール郊外に築かれたペルシア式泉水庭園で南から北にかけて段々に低くなる3つのテラスで構成され、噴水や水路、あずまやが巧みに配されています。

 

ラジャスタンの丘陵城塞群

せかけんクイズ No.215 – 世界遺産検定

登録年2013年   登録基準ⅱ、ⅲ

インド北西部ラジャスタン州にある6つの城塞(チットルガル城塞、アンベール城塞、クンバルガル城塞、ランタンボール城塞、ガーグロン城塞、ジャイサルメール城塞)が登録されています。

ラジャスタンでは8~18世紀にかけてラージプート諸国が栄え、群雄割拠の時代を象徴するように丘陵地帯に城塞が築かれました。

じょうへきの中には市街地や宮殿、交易所や寺院などが含まれ、学問や音楽、芸術といった高度な宮廷文化が花開きました。

 

フエの歴史的建造物群

蘇ったベトナム王朝「フエ」の建造物群と雅楽を見学してみたら

登録年1993年   登録基準ⅳ

ベトナム中部のフエは、19~20世紀に栄えたベトナム最後の王朝グエン朝の宮殿や政府官庁などが残る旧都です。

ヴォーバン式の築城方法を取り入れ、北京の故宮(紫禁城)を模したといわれる王宮やバロック様式の陵墓などが存在します。

その景観からは、フランスや中国といった大国の影響を受けたベトナムの歴史が垣間見えます。