「世界遺産検定」最初の世界遺産 2級レベル その2
こんにちは。みやです。
世界遺産検定2級を受けたので覚えてたほうがいいと思うところをまとめたいと思います。
最初に登録された世界遺産はよくでるので、登録年、登録までの流れをおさえておくといいと思います。
- クラクフの歴史地区
- アーヘンの大聖堂
- ラリベラの岩の聖堂群
- ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
- ゴレ島
- メサ・ヴェルデ国立公園
- ランス・オー・メドー国立歴史公園
- 負の遺産
- 最初の世界遺産登録までの流れ
- 例題
クラクフの歴史地区
クラクフは11世紀初頭から17世紀のワルシャワ遷都までの600年間、ポーランド王国の首都して栄えました。
旧市街にはヴァヴェル城やルネサンス様式の織物会館、レンガ造りの聖マリア教会、コペルニクスの学んだヤギェウォ大学といった建造物があります。
ポーランド最古の美術館であるチャルトリス美術館はレオナルド・ダ・ヴィンチの数少ない油彩画のひとつ「白貂を抱く貴婦人」を貯蔵しています。
アーヘンの大聖堂
アーヘン大聖堂は、カール大帝によってフランク王国カロリング朝の事実上の首都となったアーヘンにあります。
聖堂は八角形の中心部を十六角形の周歩廊が取り囲む集中式の構造です。
扉や棚は現存する唯一のカロリング朝時代の青銅製の作品です。
ラリベラの岩の聖堂群
「ラリベラの岩の聖堂群」は、12~13世紀に造営されたエチオピア正教会の岩窟聖堂群で、聖地エルサレムがイスラム教徒に支配されていた12世紀末、ザグウェ朝7代王ラリベラが都を「第2のエルサレム」にしようと岩窟聖堂の造営を開始しました。
聖堂にはアクスム王国の様式を用いたものや、古代ギリシャやローマ、ビザンツ様式の影響を感じさせるものも多くあります。
石窟聖堂は現在もエチオピア正教の聖堂として用いられています。
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
クラクフ郊外にある世界最古の岩塩採掘場です。
ヴィエリチカ岩塩坑の内部には大規模な坑道が広がり、鉱山労働者たちが硬い岩塩に彫った数多くの彫刻が残っています。
中でも「聖キンガの礼拝堂」では、聖書の一場面や「最後の晩餐」をモチーフとしたレリーフ、塩の結晶でつくられたシャンデリアなどを見ることができます。
2013年にボフニャの岩塩坑とヴィエリチカ製塩所が構成遺産に追加されました。
ゴレ島
「ゴレ島」は、黒人奴隷を主要商品のひとつとした三角貿易の拠点となった場所です。
島の東岸には、奴隷貿易のシンボルともいえる「奴隷の家」が残ります。
島の北端には、フランスによって完成されたエストレ要塞が歴史博物館として残っています。
メサ・ヴェルデ国立公園
アメリカ合衆国、コロラド州にある「メサ・ヴェルデ国立公園」は、12世紀末に築かれた住居群の遺跡です。
メサ・ヴェルデとは、スペイン語で「緑の台地」を意味します。
断崖の壁面に築かれた鳥の巣のような複雑な構造をもつ住居群は、先住民族のアナサジ族のものとされています。
全部で3つの住居群のうち、最大のクリフ・パレスは崖下にあり200~250人が居住していました。
ランス・オー・メドー国立歴史公園
カナダ、ニュージーランド島の北端に位置する「ランス・オー・メドー国立公園」には、1000年頃に北欧から渡米してきたヴァイキングの集落跡があり、現在3つの建物が復元されています。
12~13世紀頃に編纂された北欧の伝承文学「サガ」の記述にもとづき、ノルウェーの歴史学者が1960年代に調査を行いました。
発見された青銅器や住居跡、製材所などはノルウェーの様式と一致しており、この地に北アメリカにおける最初のヨーロッパの入植者が築かれことが裏付けられました。
負の遺産
負の遺産は、戦争や紛争、人種差別や奴隷貿易など人類が歴史上で犯してきた過ちを記憶にとどめ繰り返さないよう教訓とするための遺産です。
世界遺産条約で定義されているものではないが、世界遺産条約の理念の中では重要なものです。
1878年に登録された世界遺産のなかで「レゴ島」が負の遺産と考えられています。
登録基準ⅵのみで登録されることがあることも特徴です。
登録基準ⅵ:人類の歴史上の出来事た伝統、宗教、芸術と関係する遺産
最初の世界遺産登録までの流れ
1972年の第17回ユネスコ総会で採択された世界遺産条約では、世界中のさまざまな文化財や自然環境を「顕著な普遍的価値」をもつものとして「世界遺産リスト」に記載されています。
顕著な普遍的価値とは、人類全体にとって現在だけでなく将来にも共通した重要性をもつとされる価値のことです。。
1978年に最初の世界遺産12件が世界遺産リストに記載され、世界遺産登録件数は文化遺産、自然遺産、複合遺産の順に多い。
例題
1978年に世界遺産に登録された遺産を選べ。
1、麗江の旧市街
2、ラパ・ニュイ国立公園
3、キトの市街
4、マサダ国立公園
答え3
1の麗江の旧市街は納西族によって築かれた都市です。東巴文字など独自の文化を育んでいきました。
2のラパ・ニュイ国立公園はモアイ像が約900体が残っています。
4のマサダ国立公園はイスラエル国にあるユダヤ人結束のシンボルとなっている遺産です。
世界遺産検定2級の公式テキストを参考にしました。
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