「世界遺産検定」火山編 2級レベル
こんにちは。みやです。
世界遺産検定2級を受けたので覚えておいたほうがいいと思うところをまとめたいと思います。
火山の遺産は地図で場所を確認することも必要だと思います。
ハワイ火山国立公園
「ハワイ火山国立公園」は、マウナ・ロア山とキラウエア山のふたつの火山が含まれる自然遺産です。
世界でも有数の火山帯であるこの地域は、固まった溶岩でできた荒野や飛び地のように残された森など火山地帯特有の景観が広がっています。
また、熱帯雨林や砂漠、高山帯のツンドラなど多彩な自然環境が存在しておりハワイ特有の動植物も見ることができます。
マウナ・ロア山は標高4170mの体積が世界最大級の活火山です。以前は年1回の頻度で噴火を繰り返していたが、1984年の噴火を最後に小康状態がつづいています。
キラウエア山は標高1250mの世界で最も活発な活火山として知られ、先住民族からは気まぐれな火の神ペレが住む神聖な場所として親しまれていきました。
過去30年間に50回以上の噴火が観測されています。
ハワイの火山は溶岩の粘性が低く、小さな爆発を繰り返すのが特徴です。
エオーリエ諸島
イタリア南部、ティレニア海にあるヴルカーノ島やストロンボリ島など7つの島と5つの小島からなる火山島群が登録されています。
エオーリエ諸島の火山が活動をはじめたのは100年前とされ、現在も活発な火山活動が続いています。
これらの島は18世紀から火山学者の研究対象となり、単発で大規模な噴火を起こすヴルカーノ島は「ヴルカーノ式」、周囲にマグマを吹き出すストロンボリ島は「ストロンボリ式」として、噴火の種類を表す専門用語として定着しています。
スルツェイ火山島
「スルツェイ火山島」はアイスランド本島の南岸から32㎞の海上に位置している1963年と1967年に起こった海底噴火で誕生した島です。
北欧神話に登場する火の神スルトにちなみ名付けられました。
誕生以来、研究者以外の上陸が禁じられ、島が形成されていく過程が記録されていきました。
動植物が外から漂着し、徐々に定着していく様子も観測され生物学的進化の過程がわかる「自然の研究所」となっています。
カムチャッカ火山群
ロシアの最北東端カムチャッカ半島には、300以上の火山が存在します。
玄武岩マグマを繰り返し強く噴き上げるストロンボリ式や割れ目から溶岩が流出するハワイ式など6つの火山が世界遺産登録されています。
ユーラシア大陸から孤立しているため人の手による環境破壊の心配が少なく、現在も独自の生態系が守られています。
済州火山島と溶岩独窟群
済州島は漢拏山の噴火によってできた島で、漢拏山自然保護区と城山日出峰、拒文岳溶岩洞窟群という3つの地域が世界遺産登録されています。
城山日出峰は海底噴火で生まれた地形で海面に盛り上がった要塞のような景観をもちます。
拒文岳溶岩洞窟群は約30万~10万年前の噴火で生まれ、世界で最も長く複雑な溶岩洞窟といわれています。
例題
「ハワイ火山国立公園」に関して、世界でもっとも活発な活火山として知られ、先住民からは火の女神ペレが住む場所として親しまれてきた火山は何か?
1、マウナ・ロア山
2、キラウエア山
3、スルツェイ火山島
4、漢拏山
答え2
1のマウナ・ロア山は「ハワイ火山国立公園」の体積が世界最大級の活火山です。
3のスルツェイ火山島はアイスランドの海上にある海底噴火によって誕生した島で、研究者以外の上陸が禁止されています。
4の漢拏山は済州山ができるきっかけとなった島で、漢拏山の噴火によって済州山ができました。
世界遺産検定2級の公式テキストを参考にしました。
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